銀魂連載 M

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真選組屯所



「ここ最近巷で横行していた辻斬りだが・・・・・2、3日前からさっぱりだ
山崎、何か情報は掴んでねぇか?」

「見回りをしていた役人の話しによると、遠目から辻斬りを見たそうです」


言いながら資料を捲る


「夜だったということもあり顔までは見えなかったとか
それと何者かと刀を交えていた・・・・と」

「辻斬りと殺り合うたぁ命知らずな奴だねぃ」

「まったくだ・・・・で、そいつについての情報はねーのか」

「はい・・・・銀髪の2人組ということしか・・・・」






((・・・・・銀髪・・・?))




土方と沖田の脳内には同一の2人組が浮かんでいた










◆ ◆ ◆ ◆ ◆







「あぁー玲に会いたいよー玲ーいつ帰って来んだよー玲ちゃーんカムバーック」



まだ完全に傷が癒えていない銀時は新八の家で療養中


玲は傷が軽いということで、なんとか妙から許しを得ることができたので朝からバイトへ行っている


神楽は定春の散歩で出かけている



「銀さん・・・・少し静かにして下さいよ。さっきから玲さん玲さんって」

「うっせーなぁ、俺を黙らせたかったら玲連れて来いや」

「連れて来いって・・・・
玲さんは僕たちの為にバイトに行ってくれてるんですよ?まだ傷も完治したってわけじゃないのに」

「ほらほら。それなら尚更連れて来た方がいいって。
もし質の悪い客が来て、そいつに絡まれてたら傷が急に開いて血がドバァって出て、救急車で運ばれて・・・・
いやぁぁぁああ!!玲ちゃぁぁああん!!待ってろすぐに銀さんが行ってやるからぁぁあ!!!」



顔を真っ青にして布団から飛び起き裸足で庭に出ようとする銀時を全力で止める新八



「ちょっと!勝手な妄想して飛び出さないでくださいよ!!」

「離せ新八ぃ!!玲がっ玲が呼んでんだよ!!
銀時・・・助けてって!!」

「アンタ気持ち悪いよ!!
ホラ!玲さんもうすぐ帰ってくる時間ですから、布団に戻ってください」

「うぅっ、玲・・・・」





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