本棚1―1
□HoneyTrap
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(PAPUWA期)
「げ、隊長」
「オマエいきなり失礼な奴だな、オイ」
ある日、森の中。
クマさんより狂暴な人間に出会った――…。
「出会うならプ●さんが良かった!」
「悪かったな黄色い熊じゃなくてよォ」
「ぐぇふっ!!」
Uターンして逃げようとしたが、伸びてきたハーレムの腕にガッチリと首をホールドされ、虚しく失敗に終わる。
と言うか、機嫌を損ねたのか本気で締め上げられてかなり苦しい。
「ちょ、マジで苦し…っ」
「…何かオマエ、甘い匂いがする」
「え、ひゃっ?!」
ベロリと首筋を舐め上げられて、思わず声が高くなった。
「何すンだこのセクハラオヤジ!離せ!はーなーせってば!!」
「嫌だね。んー…、蜂蜜か?」
すん、と鼻先を擦り寄せてくる仕草が何だか犬っぽい――…
…――なんて、考えてる場合じゃ無い。
「うまそうだな、リッちゃん」
「や、何…ッ」
首に回された腕の力は幾分か緩んだものの、反対側の手がタンクトップの中に侵入してきてヘソの辺りを撫で回し出した。
擽ったくて身体を捩ろうとするが首を押さえられていてはそれも叶わず、脳が次第にその刺激を快感として捉え始める。
「ん…っ、隊長…やめ…!」
「何でこんなに甘い匂いさせてンだ?ん?」
「…お、やつに…ハニークッキー、焼いてた…から、ァ…ッ」
身体の後ろから首に浮いた骨を舌でなぞられ、前では既に尖り出した乳首を爪先で弾かれて、膝が震えてきた。
崩れ落ちそうになるのを、ハーレムの腕に掴まることで何とか堪える。
「もう立ってらンねェのか」
「ちょ、なにす…ッん…!」
「こっち掴まっとけ」
溜め息と共に抱え上げられたかと思うと、近くに生えていた樹の幹に押し付けられた。
その間にも服の中に侵入していたハーレムの手が肌の上を滑り、終には腰紐をとかれて膝辺りまでズボンがずらされる。
「たい、ちょ…!やだ、こんなトコで…ッあ、うぅ…っ」
「こんなトコでおっ勃ててンのは誰だよ」
「ひあっ、手…離してぇ…ッ」
触れられる前から既に先走りを垂らすほど卑しく勃ち上がっていた自身を追い上げられ、快感から逃げるように思わず腰を引いてしまう。
だがそうすると、背後に立っているハーレムの腰辺りに尻を押し付けてしまうような格好になり、完全に逃げ場を失ってしまった。
「や…っも、だめ…ッ!」
先端の窪みに爪を軽く捩じ込まれ、簡単に熱が弾ける。
「ふあ…っ、あ…」
「ンっとにお前、我慢きかねェな」
「ぅ…たい、ちょ…。マジで、やめ…っ」
「誘ったお前が悪い」
誘ってねぇし!
大体我慢が利かないのはハーレムの方ではないのか、と言いたいところだったが如何せん後が怖い。
こうなったらさっさと終わらせてくれる事を祈るばかりで。
「痛…ぁっ、な、に…?!」
「慣らさなくてもいけそうだな、ココ」
「はあっ!?無理ッ、そんなん無理に決まってんだろ…ッ」
突然後腔に宛がわれた熱に驚き肩越しに振り返ると、予想外に柔らかい笑みを浮かべるハーレムと目が合った。
何で、そんな顔するかな。
こんなの反則だ。
「力抜いてろ、絶対いける」
「え、あっ、ぁア――…ッッ!!」
腰を両手で掴まれたかと思うと、考える暇も無くハーレム自身の先端がゆっくりと入り込んできた。
内壁を無理矢理押し拡げてくる感覚と、ひきつるような痛みに声を上げるが、それよりも――…。
「結構、楽に入るじゃねェか…」
「や…っ、こんなっ、こんなの…ッ」
多分自分が吐き出した精液で濡らしてあったのだろう。
だが全く慣らしもしていない後腔が、こうも容易く受け入れてしまった事が信じられなかった。
「すげ…、奥から濡れてきてんぞ?ヤらしいなァ、リキッド!」
「ぃやぁあアッ!!」
半分ほど入っていた自身を勢い良く奥まで突き込まれ、悲鳴を上げて目の前の樹にしがみつく。
「ぅあっ、ひ、待っ、動かな、で…ッ!!」
「は、腰揺れてる癖に…ッ」
「あうぅッ!ンあっ、あ、あ!!」
息をつく暇も無く後ろからガツガツと突き上げられ、もうまともな言葉すら出てこない。
容赦無く前立腺を何度も、それこそ気が狂いそうな程攻め立てられれば我慢など出来る筈もなく。
「ひいッ!?や、ぅア、あぁあ!!」
「く…っ」
白濁を吐き出すと同時にハーレムの熱が腹に注ぎ込まれるのを感じながら、薄れて行く意識。
その中で、今後甘いものを作る時は気を付けようと心に誓ったのだった――…。
HoneyTrap
「もう隊長なんかクッキーやらねぇ!」
「んじゃ、お前食うわ」
「何でそう、な、ぎゃああ!!」