空色スパイラル (銀魂逆ハー銀時オチ)

□第二十訓 飼い主とペットは似る
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先日、愛は桂に会った。
そして、謎の生物を紹介されたのだ。

愛は名前をエリザベスと言う、その生物を気に入った。



「そうだ!今度、大会に出ようと思っていてな。

よかったら、愛も行かないか?」



桂に誘われてしまった愛は、エリザベスの可愛いさに負けた。



銀時たちにも同じ日にテレビ出演に誘われたが、エリザベスをとった。



そして、当日。
【第一回 宇宙で一匹
変てこペット グランプリ】に出ることになった。

なぜか、海賊のコスプレをして…。



「愛 緊張してるのか?」



『いや、なんかステージが騒々しいなって。』



「ハッハッハッ。
テレビに映るのだから、きっと浮かれているのだな。」



『って…テレビ出演!!
聞いてないっすよ、そんな話!

…だから変装してるんだ。』



「ああ、言うの忘れてたか。
ハッハッハッ。」



テレビ出演でハッとする。

たしか、銀時たちもテレビが何とか言っていた気がする。



『(まあ、気のせいっすよね。)』



「ハーイ、じゃあ。
次の方どーぞ。

続いての変てこペットは宇宙生物エリザベスちゃん。

そして 飼い主の宇宙キャプテンカツーラさんと愛さんです。」



舞台上にいた銀時達は唖然とする。

しかし、愛は全く銀時達に気付かない。



「えー、カツーラさん。
宇宙キャプテンって要するに何なんですかね?」



「要するに宇宙のキャプテンです。」



『小太郎?それ意味が全然わかんない。』



「えー、あちらの定春ちゃんと対戦し、勝ち残った方が決勝へと進めるわけですが。
どーですか自信の程は。」



『(定春…?)』



そこで初めて対戦相手を見ると。



『…ぎ…銀時!皆!?』



愛は驚くが、桂は言い放つ。



「あんなのタダのデカい犬じゃないですか!
ウチの実家の太郎も、アレぐらいありますよ。」



「んだ、コラァヅラァ!
愛も何でいんだよ。

だいたい、てめーのそのペンギンオバケみてーな奴もな、ウチの実家じゃ水道の蛇口ひねったら普通に出てきたぞ。」



後ろで新八が突っ込んでいたが、銀時は気にせず桂とにらみ合う。



司会者がフライドチキンの骨を先にくわえ持ち帰った方が勝ちと説明するが。



「んな、まどろっこしーの止めてよォ、男らしく殴り合いでいこーや?」



「望むところだ!」



もう、司会者の声も耳に届かない。



そのまま場所を移動して戦いの火蓋は切って落とされた。
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