短編

□争奪!購買の焼そばパン
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我らが銀魂高校の焼きそばパンは人気がある。



そして、ここ3年Z組にも
同じく人気のある生徒が
いる。



『って訳で
とにかくお前らには、焼きそばパンをゲッツ!!してきてもらいたい』



そう彼女こそ3Zならびに
銀魂高校のアイドル(?)的存在 明理珠ちゃんで
ある。



「いや、急に言われても
分かんないから」



冷ややかに突っ込みを入れる少年は新八君、突っ込み担当の地味な少年だ。



「地味って言うな!!
天の声的なの、こっちにも聞こえてんだよ!!」



さて、新八はほっといて、話を進めよう。



「えっ!無視か!?」



明理珠の言葉に飛びついたのは新八だけではない。



「なんで焼きそばパンを
お前のために買ってこなきゃならねーんだ」



これは風紀委員会 鬼の副委員長と呼ばれている
土方君。
彼はツンデレさんなので
こういう風にしか訊けないが、コイツも明理珠のパシ…いや、片思い中の
男の子である。



「だからテメッ!!
聞こえてるって言ってんだろーが!!」



『まあまあ、パシリってのも事実だし…』



いや、明理珠ちゃん
それ言っちゃダメでしょ。
私がオブラートに包んで
あげたのに



『とにかく、この学校の
購買において焼きそばパンは、凄まじい人気がある
そのため私は食べたくても食べれないのだ!!

なので君たちに焼きそばパンを買ってきてほしい』



「買ってきたら、何かしてくれるんすか?」



横から話に入って来たのは沖田君、風紀委員の少年
だがドSなので明理珠ちゃんを狙う人間を含め、人を苛めたりすることに生きがいを感じている。



『そう言うと思っていたよ総悟君

…というわけで、買ってきた人間にはわたしの彼氏の座を差し上げよう!!』



高らかに宣言した明理珠の肩に、手が置かれる。



「明理珠、それは本当だろーなァ?」



明理珠が恐る恐る振り返ると、銀魂高校の不良のトップであり、明理珠自身、唯一恐ろしい感じている。
幼なじみの高杉君がいた。



『あり、高杉君は今日、
どっかの高校を潰してくる予定では…』



「ああ、そうしようと思ってたんだが
銀八のヤローに単位が足りねーとか言われて、連れて来られた

まあいい事聞けたし、銀八には感謝しねーとな」



そして昼休みが訪れる。
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