光陰の弾道(NARUTO・サスケオチ)

□軌道七 中忍選抜試験!!
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『おはようございまぁす!』


サスケが目を覚ますと、目の前にはドアップのアズサがいた。


「っ!!」


『あれ、顔赤いよ?
熱でもある?』


サスケはアズサの手を払う。


「だっ、大丈夫だ。」


『全然、大丈夫じゃなさそうなんだけど…。』


アズサはベッドを降りて、サスケに言う。


『朝ご飯、出来てるよ。
【おかか】のふりかけも買い足しといたから!!』


「サンキュ。」


『どーいたしまして!』


アズサは部屋を出ていく。


「はぁ。」


サスケは着替えて、アズサの後を追った。






『サクラ!はよーっ!!』


「アズサ!サスケ君!」

『ナルトは、まだかなぁ?』


サスケの眉がピクリと動く。


「ナルトが遅いのは、いつものことでしょ。」


『確かにね。』


サクラはサスケに声をかけようとする。


「ねぇ、サスケく…。」


「グッ!モーニーン!!
アズサ!サクラちゃん!!」


「あ!」


ナルトとサスケは顔を見合わす。


「「………フン!」」


『二人とも、いつも元気だねぇ。』


「(あ〜まただわ!
この2人…波の国から帰って来てから、ちょっと変なのよね…。
アズサは気づいてないし。
ゔ〜、何だか気詰まり……。

早く来い来い!カカシ先生!!
しゃーんなろー!!)」


それから、カカシが来るまで、アズサ以外の三人は、ほぼ無言だった。

しかも、頼みの綱であるカカシが来たのは、三時間後だった。


「やー。諸君、おはよう!
今日は道に迷ってな………。」


「いつも真顔で、大ウソつくなっ!!!」


『せんせー、今は昼だよ。
【こんにちは】の時間だよ。』


アズサの言葉にカカシはポツリと言う。


「アズサが家まで迎えに来てくれたら、遅刻しないかもな…。」


「「絶対ダメだっ〔だってばよ〕!!」」


『息ぴったりだね。』


ナルトとサスケは再び、何とも言えない空気になる。
すると、ナルトがカカシに言う。


「あのさ!あのさ!カカシ先生さぁ!
オレら7班、最近カンタンな任務ばっかじゃん!?

オレが、もっと活躍できる。
何かこう、もっと熱いのねーの!?
こう、オレの忍道をこう!!
心をこうさぁ…!!!」


「あー、ハイハイ……。
いーたいことは、大体分かったから…。」


ナルトはサスケを睨む。


「(くっそォ、コイツってば。
どの任務も、オレにカリばっか作らせて、いいとこ持っていきやがってェ〜…。
負けねーぞ!!

今日こそは……!!

〈フッ…、まったく世話のやける奴だってばよ!〉

って言って。

〈キャー、ナルトかっこいい!〉
《サスケなんかより、ナルトと一緒に住みたいわ!》

とか、言わせたい!!)」


「オイ!ナルト、何やってる。
任務行くぞー!」


「オッス!!!」


「アンタ。さっきから、うるさいわよ!」


『まぁま、元気が一番よっ!!』
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