とある世界の規格外編
□とある世界の超箭銃砲
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俺は日比谷克(ひびやまさる)。
世間的には「不良」と呼ばれる類だ。
望んでなった訳ではないが…
なかなか楽でいいと思う。
「チャイルドエラー」
別の俺の呼び名…
認めてはいないけどな…
レベルは「分からない」。
当然だ。
「計ってない」からな。
計る手前まではいった。
けど順番待ちしてた俺に、ほざいた奴がいた。
「お前、親に捨てられたんだってな」
俺はそいつを一発殴って学校を飛び出した。
「チャイルドエラー」
とは、
「置き去り」
と書く。
確かに両親は俺を学園都市に入れてから行方が分からない。
俺は「置き去り」だ。
だが、「親に捨てられた」と決まった訳じゃねぇ。
事情があって会えないだけかもしれねぇだろ?
「置き去り」と「捨てる」は、俺には「天」と「地」程違う。
けれど、そんな違いも分からない奴らと同じ教室にいれる訳がない。
だから…
結局「不良」として、ずっと過ごしてきている。