とある世界の規格外編

□とある世界の年末談話
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私は年賀状を出した帰り道、一人の少女に出くわした。

寒い街中の歩道で立ち尽くしている彼女は清掃ロボットを見て呻いていた。

いつもと違うのは、彼女が珍しいことに『立って』いることだ。

人が立つことは本来珍しいことではないのだが、私が普段見る彼女は清掃ロボットの上に正座している姿だ。

そんな少女は土御門の義理の妹であり、名前は舞夏。

そしてメイド養成学校の生徒だ。

私の着ているメイド服と違い、彼女のメイド服は本物なのだ。

しかし、さすがは土御門が選んだ品だけあり見比べてもコスプレ用とは思えない。

ちなみに私がこの服を着る理由は制服が嫌いで、私服選びも苦手だったりするからだ。

一式揃っていて可愛いこの服は実際気に入ってしまっている。

そんなことをなんとなーく考えていると、彼女も私に気付いたようだ。

舞夏「あ、ちょうど良かった。」
 

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