いじめ遊び

□ゴミか玩具か
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私は有美。

私は今、土下座している。

ぐりぐり
ぐりぐり

私の頭を綺麗に磨かれたローファーが踏みにじる。

私を踏み付けているのは、同じクラスの知念侑季サマ。
知念サマは楽しそうだ。

靴底で踏み付け
踵で痛み付け
つま先で突き遊ぶ。

知念「あ〜なんで僕は、こんなゴミを踏んであげてるんだろ?」

隣から薮宏太サマが歩いて来る。

薮「綺麗なローファーが汚れるぞ?」

知念「もう汚れてるよ。」

知念サマは薮サマを手招きした。

薮「俺のローファーを汚せって(笑)?」

薮サマは笑いながら足を上げた。

左の頬を知念サマのローファーが刔り右を薮サマが刔る。

私の顔を足で遊びながら二人は楽しそうに会話している。

しばらくして、知念サマがニヤッと笑った。

私はまだ土下座している。

カチャカチャ
ジー・・・

ベルト付近へ
手を伸ばしてジッパーを降ろした音だ。

知念「ほらほ〜ら(笑)」

じゃーー

薮「アハハ知念最高(笑)制服、汚してやれば?」
知念「う〜ん、良いねぇ」

・・・


キ〜ンコ〜ン

薮「もう授業か」知念「じゃあ昼休みを楽しみに待っててねゴ〜ミ」
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