一周年!!
□Frenzy
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「一郎太君、じゃないか…!?」
「あぁ?」
部屋中を探っていると
後ろから声をかけられたら
誰だコイツ…
「一郎太君、大丈夫かい!?こんな事になって…」
「おい爺、誰だテメェ」
「!?その声…やはり、本当だったのか…君に呪われた人格が宿っているというのは…」
何かわけの分からないことをボソボソと喋り出す
きっとコイツの事は、一郎太じゃないと分からないだろう
表に出ていたいが、今は仕方がない
俺はズボンのポケットに入った御守りを
ギュッと握り締めた
……
真っ暗だった視界に光が開ける
「…っ!お、叔父さん…?」
「君は…一郎太君なのか…?」
「は、はい…」