02/08の日記

03:29
私を殺してくれる君だから愛している
---------------




ひたりと頬に当たる感触は、生ぬるい。


それは血潮。
赤は、激しいまでの憎しみと愛を向けている彼の様だ。

闇の支配する静けさは
深いインディゴにきらめき。
星々の輝きを魅せる夜空に似ている。

異なる色が殺意に染まる瞳。


揺るぎなき目をみて愛おしそうに彼は笑う。

「…愛しているよ、骸」

軽く、そう微笑んだ。





私を殺してくれる君だから愛している。

前へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ