□飾ってください貴女の心
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愛かわらず
貴女は
きみの悪い笑顔で僕を
まどわすのですね。

好きです、
世界を壊したいほど。
その唇が奪えたら
貴女の顎をとらえることができたらと。
静かに
沈黙な時間を楽しんで、
貴女を抱けたら
いいのにと。

世界が貴女ならいいのにと。
予想ができない
貴女は
まるで産声を知らない
人魚のようで
愛しい。

覗いた世界が
淫らに赤く
渦巻いていた。
それは
貴女の思い。

世界の姿なら
骸骨も笑いながら空を舞だろう。
神が築いた
空が壊れて
貴女を襲う。

それでも
やめられない
何かを罵る言葉と幻想。
美しいと
感じるんだろう。

僕はその時の貴女が
愛しくて好きなんだ。

奪う
形や
思いや
いろんなものを。
貴女のものを
奪っていく。

闇におとしながら、
闇に溺れてほしい。
黒い湖で
貴女が沈んでいく、
月を飲み干した
闇の中で
貴女を見つけたら
僕のものだと。

世界の血を視たと
貴女が泣いている。

触れたら壊れる
世界で僕たちは生きている。
貴女が守ってる世界で
生きている。

貴女は僕が守ると。

心の奥に語りかける。

涙をすくいあげて。
顎をあげて、
優しく触れてあげる。

微笑んで
怪しくて
きみの悪い貴女の世界で。

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