□見えたのは…
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隙間から見えたのは、
白い闇に白い君の死体でした。

それは、昔の昔の夢。

僕の恐怖であり。
残酷な現実であり。
悲惨な未来の予言なのです。

わからない単語やわからない叫び。
声は聞こえても、何を伝えたいのかわからない。
心は、未練が縛り、
足は君の白い手が離れない。
耳元では、鳴き声が。
だから僕は、剣をとり、
予言から逃れようとあがく。

もう、僕は君から逃げないよ。

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