□11センチ。
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任務で疲れきったカンクロウがもう寝ようとベッドに横たわると、夜になるほど元気がよくなってくるサソリがその上に乗っかった。


「カンクロウ!今宵も就寝前のお楽しみといくか♪」

「えー…やだ。今日は疲れてるからほっといてほしーじゃん。ハイまた明日ーおやすみー。」


ひょいっとかわして寝ようとするが、こんな事で諦めるサソリではない。

布団を跳ね上げて襲いかかってきた。


「コラ待てクソガキ!!勝手に寝ようとしてんじゃねーよ!!」

「もー!!俺は疲れてんの!!眠いの!!ほぼニートのオッサンに付き合ってる暇ねーの!!」

「何だよほぼニートって!?これでもオレ、お前が会議だとかでいねェ時はお前のパンツ使ったり洗ったり干したり畳んだりしてるんだからな!!」

「俺のパンツ弄くり回してるだけじゃん!!パンツ好きなニートじゃん!!」

「違ェよ!!オレはお前が好きなニートだ!!」

「結局ニートじゃん!!」

「クッ、流石は策略家…!!見事な誘導尋問だったぜ…!!」

「何がだよ!?勝手に自爆しただけじゃんよ!!って何だかんだで付き合わされてるし!!俺は寝るじゃん!!おやすみ!!」

「させるか!!起きろ!!起きてオレの相手しろ!!オッサンを独りにするとロクな事しねーぞ!?」

「付き合ってもロクな事になんねーじゃんよ!!つかマジで疲れてるからもう動きたくねーじゃん…」

「じゃあお前は動かなくていい。オレが何とかするから…それならいいだろ?」

「あー…もう…分かった。分かったから早く済ましてくれよ。はいどーぞ。好きにしてくれ。」

「…………」

「……サソリ?」

「そういう投げやりで適当な交わりは嫌だ。動かないにはしろ、協力的ではあってほしい。」

「面倒臭ェ…!!」

「面倒臭がりはどっちだ?まぁいい、今日は69で済ましてやる。」

「えー…それも面倒臭…」

「五月蝿ェ!!ヤるっつったらヤるんだよ!!さあ脱げ!!いや、脱がす!!」


くるっと背を向け、サソリはハァハァ息を荒げながらカンクロウのズボンとパンツを脱がすと、愛撫もそこそこに舐め始めた。


「ハァ…ハァ…カンクロウ…口では嫌がってても…ココは素直だぜ…!!」

「……う…」

「フフ…っていうかカンクロウ、これじゃただのフェラじゃねーか…お前も早く…脱がして、しゃぶって…」

「はいはい…」


ズルッとズボンとパンツを一気に下ろしたまではいいのだが、そこに届かない。


「カンクロウ…早く…」

「サソリ、届かねーからもうちょい腰こっちに伸ばして。」

「よっ…これでどうだ?」

「…ダメ。やっぱ届かねーじゃん。」

「……お前、上体起こせよ。」

「無理。疲れてるから。」

「お前なぁ…ちょっとは協力しろよ!」

「えー…」

「ほらぁ、舐めてくれよぉ…」

「そうしたいのは山々だけど届かねーからゴメン。」

「…お前の大好物だろ…なぁ…いつもむしゃぶりついてくるクセに…カンクロウ…好きだろ、コレ…!」

「はぁ?別にこんな粗チ…あ、ごめ、」

「そち…粗チン!?てっテメェ、オレが粗チンだっつーのか!?」

「いやっ、別にそんな事は…」

「変なトコで気ィ使うな!!ああそうだな、お前に比べりゃ粗末だよな!!ゴメンな!こんなチンケなチンコで!!」

「だからゴメンって!!」

「はいはい、どうせお前の口元まで届かねーのはオレが粗チンだからだよ!」

「イジけんなってサソリ、別に届かねーのは粗チンだからじゃなく単にアンタがチビだから…あ、」

「ち…チビ…だから…!?」

「いや、チビっつーか低身長っつーかコンパクトっつーかミニマムっつーか小回りきくっつーか…」

「フォローになってねーよ!!」

「ご、ごめん…その…ゴメン…」

「お…お前なんか嫌いだ!!……と言いてぇところだがやっぱり好きだ!!取り敢えずフェラしてやるからオレにも後でしろよ!分かったな!?」

「うん…分かったから泣くなって…いい歳したオッサンが…」

「オッサンだろうが何だろうが男は死ぬまで男なんだよ!!身長とチン長をバカにされると傷付くんだよ!!」

「…心に留めとくじゃん…」


結局その晩は顎が疲れるまでしゃぶらされ、カンクロウは面倒臭がると余計面倒臭くなる事を学んだそうな。



終劇
 

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