あか×すな

□じんぶつ
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天国の母様と、多分地獄の父様、お元気ですか、カンクロウです。

最近までは砂隠れで風影になった我愛羅のサポートをして充実した生活を送っていたのですが、先日ちょっと拉致られて俺は今とんでもないところに来ています。


「カンクロウ、暇だな。セックスでもするか。」


この最低な発言をしている男は母様父様も多分知ってると思いますが、かつて里を抜けた赤砂のサソリです。
暁とかいう組織の一員でしかも三代目を殺したらしいかなり極悪な奴です。
あと何だかすっごくセクハラして来ます。
憧れの傀儡師だったのに正直かなりショックです。
毎日気の休まる暇がありません。


「旦那ァ!!!我愛羅がいるんだからそういうデリカシーのない発言は止めろよな、うん!!」


コイツはデイダラです。
我愛羅を攫った野郎ですが我愛羅の恋人らしいです。
我愛羅にベタ惚れで過保護で甘やかしすぎてます。
恋人のはずなんですが奥手なのか我愛羅を大事にし過ぎてるのか、まだキスもしていないらしいです。


「デイダラ…セックスとは何だ…?」


我愛羅は元気です。
一尾が抜けたおかげで夜も安眠、しかしクマと砂の術は相変わらずです。
デイダラと付き合ってるらしいのですが、デイダラは純情で我愛羅には知識がないらしく、兄としては間違いが起こらないので安心です。
でも甘やかされ過ぎているのではないかと少し心配です。

ちなみにテマリはシカマルとかいうやる気のなさとデコり具合に定評のある木ノ葉の年下中忍と仲良くやってるらしいです。


「ぎゃー!!!我愛羅は知らなくていいんだ、うん!!ほらァ!!旦那がそんな事言うから我愛羅が興味持っちまっただろ、うん!!」

「はァ?興味持ってんなら教えてやりゃあいいだろうが。」

「おおおお、教えるって、オイラが我愛羅に!?ダメだ!!オイラにはそんな事できない…!!」

「恋人なんだろ、お前ら…」

「物事には順序ってモンがあんだろ!!そんな、いきなり…!」

「めんどくせェ野郎だな…おいカンクロウ、こんな奴らほっといてお愉しみといこうじゃねーか。」


いきたくありません。

それでは母様、父様、身の危険を感じたので逃げようと思います。

さようなら。





終劇
 

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