頂き物
□お仕置き
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ガシャン!!
「あっ……やっちゃった」
芭蕉は洗い物をしていたが手を滑らせてコーヒーカップを落としてしまった。しかもそれは曽良が大切にしていたコーヒーカップだった。
「どうしよう……」
「何の音ですか?」
音に気付いた曽良が芭蕉の元へやってくる。芭蕉の足元に粉々に砕け散ったコーヒーカップに目線が移る。
「あ……その……その……」
「芭蕉さん、それ割ったんですか…?」
「ひいぃぃぃっ!ご、ごめん!新しいの買うからっ」
「新しいの買えばいいってもんじゃないんですよ…その心が許せないですね。お仕置き、しますから」
「いやあぁぁぁっ!!堪忍してぇ」
「駄目です」
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