「地獄の花嫁(仮)」



 ここは大帝国劇場内にある食堂。
 そこにはとある2人の姿があった。
 大神とレニだ。

「隊長、おいしい?」
 どうやら食事をしているようだ。
「ああ、とてもおいしいよ。さすがだなぁ。」
 よほど料理がおいしいのか、大神は速いペースで料理を口に運んでいく。
「……。」
「珍しいね、レニが料理を作ってくれるなんて…。」
「……。」
 レニは黙っている。
「レニ?俺、何かまずいこと言ったかな…?」
 レニの表情に疑問を感じた大神はすかさず訊いた。
「え…、ううん、大丈夫。」
 明らかにレニの様子がおかしい。
 何か隠しているかのような表情だ。
「…実はね…。」
 レニが口を開いた。
「?」
「…ボクが作ったんじゃないんだ。」
「…え!?」
 大神の手と口がピタリと止まった。
「ごめん!俺、レニが作ったとばかり思ってて…。それじゃあ、これは誰が…?」
「…言ってもいいの?」
 レニは念のため訊いた。
「ああ。」
「ホントに?」
「え?もちろんだよ。」
 少し不安を覚えつつも大神は答えた。

「……組。」
「え?」
「薔薇組が作ったの!」
 レニは笑顔で言った。
「……え?」
 大神は凍りついた。

「オ・オ・ガ・ミ・中尉♡」
 大神の背後から薔薇組が現れた。
「どう?おいしかったでしょ?」
「イチローちゃんの好みはちゃんとチェックしてるんだから♡」
「あの、おいしいって言って頂けて…嬉しいです。」
 薔薇組の声はもはや大神に届いていない。
 大神は凍ったままだ。
「レニさん、大神中尉をお借りしてもよろしいでしょうか?」
 琴音が訊く。
「どうぞ!ボクも楽しませてもらったから、思う存分楽しんでください!」
 レニは満面の笑みで答えた。
「それじゃあ、斧彦!運びなさい!」
「了解、琴様。」
「それでは、失礼します。」
 そうして薔薇組と凍りついたままの大神は去っていった。

 レニ、共犯者。




 あとがき
大神さんで遊ぼう、その2
書きながら楽しかったです。
てか、短いです(笑)
薔薇組は面白いから好きw
タイトルの「地獄の花嫁」とは薔薇組のこと。
でも、お相手はレニだし、薔薇組はアレなので「(仮)」に。
あ、これは結婚後とかじゃないですょ。
…笑顔で答えるって…、何か2人の間にあったのかな;;

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