「二人だけの約束」



 最近隊長の姿をあまり見ない。何だかとても忙しそうにしている。
 花組の皆は理由を知っているのだろうか、時々隊長と話しをしているのを見かける。
 ボクも、少しでも隊長のそばにいたい…。

―そんな5月のある日の夕方―

「レニ!」
 隊長だ。何だろう、少し嬉しそうな表情だ。
「一緒に来てほしいんだけど。」
「…いいよ。」
 そう言ってボクは隊長について行った。

「翔鯨丸?」
 辿り着いた場所は翔鯨丸の前。一体ここで何をするんだろう?
「レニ、さぁ乗って。」
 隊長に言われるがままにボクは翔鯨丸に乗った。
 そして翔鯨丸は動き出した。

「隊長、ドコに行くの?」
「東京湾さ。」
「東京湾?どうして?」
 隊長は相変わらず嬉しそうだ。でもボクには意味がわからない。
「レニ、今日が何の日だかわかるかい?」
 今は5月だ。誕生日には早すぎる、5月に何かあっただろうか?
「今日はレニが帝撃に配属された日、俺とレニが初めて会った日だよ。」
「あ…。」
 隊長は覚えていてくれていたんだ。ボクはすっかり忘れていた。
「今日は5年目だから5周年記念として俺と……レニ?」
 隊長がボクの方を見ているのに…。
 何故だろう、涙が出てきた。
「もしかして気に入らなかった?」
「ううん、とても嬉しい…でも。」
「でも?」
「やっぱりボクはずっと隊長のそばにいたい。こんな特別なことしなくても…隊長のそばにいるだけでボクは幸せだから、
 だから隊長のそばにいさせて…。」
 何を言っているんだろう。せっかく隊長がボクのためにしてくれたのに…。
 嬉しい気持ちとは裏腹にたくさんの想いが口から出てくる。
 こんなこと涙ながらに話している自分が恥ずかしい。
「レニ…。」
(そういえば最近レニと話してないな。そのことを言っているのかな?)
 大神はここ数日ろくにレニと話をしていないことを思い出した。
「わかった、もう特別なことはしない。俺はずっとレニのそばにいるよ。ずっと。」
 そう言って、隊長はボクの頭を撫でてくれた。
 恥ずかしい反面とても嬉しかった。
「ありがとう、隊長。」

 東京湾に綺麗な夕陽が沈んでいく。
 隊長はボクにこれを見せたかったんだ…。
 綺麗な夕陽、それを隊長と二人きりで見るのは格別だった。




 あとがき
タイトルが…「約束」か「夕陽」で迷ったけど…何が良かったんだろ?
タイトル合ってるよーで合ってない;;しかも何故季節外れのモノを書いたのかなァ…?
これ書いたの学校の補習の自習時間だしなー(笑)一人でニヤけてただろうと思います(危)
でも、レニってこんな人だったけ?
何故翔鯨丸?何故5周年?何故涙?何故夕陽?妄想の世界にブッ飛んでますね(^_^;
文章力ない上に、サクラでは初だからとんでもないなァ;;
とにかくレニと大神さんが幸せだったらそれでいいんですよ(逃)
SS書くのって恥ずかしい(-_-;

あ、花組(風組)さんたちは翔鯨丸動かすために色々働いてくれたというコトで。

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