Light Snow
□ep.18.5
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乾いた瞳の奥に映っていたもの
俺の色あせた世界で、お前らだけが色づいていた
いつも笑っていた 心から笑っていられた
気がしていただけだった それでも良かった
もがいている手を、皆が引っ張りあげてくれた
どいつもこいつも馬鹿なくらい優しかった
俺一人が背中を向けて逃げたって、 お前らが引き止めるんだ
歪に向かう電車はもう止まらない
でも着くまでに出来ることが沢山あると思う
お前らと最後の最期まで一緒に野球がしたい
馬鹿な俺に対して 皆温かい笑顔をくれた
事実を知ったときは苦しかった でも今はもう笑ってられる
一回戦だけだって、 二回戦まで行けたって もしかしたら、間に合わなくても
… … 俺はお前らと戦う 限界まで
だって、お前らは笑ってるから…
一筋の涙が頬を伝った
頭を抱えた
「……… 絶望の奥の、希望、か 」
僕のこの先の景色は何色ですか?
パレットに広げた絵の具
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0304...eo 18.5 end
(さてさてフラグがたち始めました)