(まこちゃんと美奈の守護神サマイメージ//EKB49とはえーけーびーのことです)

「なんかさぁ」

美奈子がお菓子を食べながらそろりと視線を向ける。

「え?」

まことがなに?と雑誌から目を逸らし美奈子を見れば、美奈子はじーっとDVDプレイヤーの画面を見つめる。

「…我らが守護神サマは、EKB49の曲って歌わなさそう」

「…は!?」

「だってさぁ、あの人結構のりっのりでやることあるけど」(注:無印ジュピター登場話の花嫁シーン参照)

「あるけど…?」

「普段そんな気見せず妙に冷静ぶってるじゃん」

「……」

いや、その通りなんだけど。まことは無言で美奈子を見詰める。

「(いっちゃいけないだろ、それは)それで?」

「ノリノリになるのって、イライラしたときか…ぶっちゃけ本人の気分しだいでしょぉ?

『あいたかった〜あいたかった〜あいたかった〜いぇす!』とか…

『ぽーにぃてぇる〜』とかマジ学の歌とか歌わなさそうっつーか。

歌うのってどういうときだよって思って」

「…まあ、想像は出来ないけどさ。言わない方がいいよ、そういうの」

「なんで?」

「ヒトカラで歌ってたりしたら、なんか……妙に胸にくるじゃないか」

「………」

「………」

「それもそうよね!」

「分ってくれて嬉しいよ」



(久々の拍手更新失礼しました…!)

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