夢
いつも、いつも
遠くから眺める君は
変わらず綺麗で
あの日、僕が泣かせてしまったことなど、
なかったかのように
笑っている
そのことに、
安堵する僕と、悲哀する僕がいて……
どうしたら良いのか、分からない
君を突き放して
君を悲しませて
君を泣かせてしまったのは
僕、なのにね…
それでも、
君の名前を呼びたい
君の声が聞きたい
…君の笑顔に逢いたい
……無理なのは、分かってる
だから、せめて
夢の中では、君の隣にいさせて―――…
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