BL
□呑み込んだ台詞
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二人で並んで歩くのはいつものことだが少し緊張している自分がいた。
(何故だろうか。)
いつもとおなじなのに。
人のいない公園に差し掛かったとき、視線を感じて右側を歩く蓮二を見る。
頬を赤らめた彼はふい、と下を向いてしまった。
─────と、同時に
俺の右手に静かに絡んだ彼の細くて少し冷たい左手。
(……ああ)
自分が求めていたもの。
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