BL
□つよがり
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急に鼻の奥がツン、と痛みだした。
花束を抱えた三年生達が、
俺の肩を叩いて歩き去っていく。
「日吉、またな」
「頑張りや!」
「楽しかったぜ!」
──────………‥‥
気づいたら、
テニスコートには俺と跡部さんの二人だけになっていた。
──ほんとうに、
終わってしまった。
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