BL

□つよがり
4ページ/7ページ






最後くらい笑えよ!、と隣に立つ向日さんがいきなり小突いてきた。










「辛そうな顔してんなよ!




日吉はさあ、


卒業式では絶対に泣かないタイプだと思ってたぜ?」








「……俺が…辛そう……?」







「ほらほら!撮るってよ!




……笑えよ?日吉。」











向日さんが向日葵のように笑うから、



つられて少しだけ笑った。



たまにはこんなのも悪くない。

































──終わってしまった。













三年生達と駆け抜けた




あの日々は、







もう、













過去のものでしかないのだ。






















.
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ