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Short×Short

※CP等は題にてご確認下さい


.
◆幸村×真田 

「…のう弦一郎、お前さんは結婚願望とかしっかりしてそうじゃのう?」

「む、仁王…いきなり何を言い出すんだ」

「そうですねー、確かにしっかりしていそうです」

「柳生…。」

「なになに!何の話してんすか!?」


部室がやんややんやと騒がしくなる。


「やあみんな、どうしたの?
随分盛り上がっているみたいだけど」


『部長!』


いまみんなで副部長の結婚願望について話してたんすよ!と赤也が威勢よく飛び出す。


「へえ、それは面白いね」


くすくすと楽しげに笑う幸村が、瞬間、ひたと真田を見据えた。


「!」

「それは面白い………けどね、弦一郎は僕の嫁なんだ」


かあ、と一気に真っ赤になってしまった真田に一同はぎょっと眼を剥く。


「でしょ、弦一郎?」


「………ッッ!!!!!!
た、たるんどるううううあああッッ!!!!!!!!!!!!!!!」



むせるほどのスパイスを加えたプロポーズ。

2010/10/25(Mon) 07:22 

◆柳×乾 

「好きだ、……誰よりも」


「………っ」


こぼれた涙を拭いもせず、ひたすらに彼の腕の暖かさと紡がれた言葉に酔いしれる。



───誰よりも



「好きだっ……好きだ、好きだ、好きだ」



───誰よりも

2010/10/15(Fri) 20:25 

◆仁王×柳生 

眼鏡の奥に隠した瞳の見詰める先は、



「おい、」

「…………」

「おいやぎゅ「なんですか、」

「んー………」



彼の視線が、


返事をする時もなお自分ではなく活字に注がれていることが


堪らなく、



(此方見んしゃい、)



髪を指先で弄ぶ。



(妬ける)



「なにす…、……っ!」



多少なりとも強引に奪った薄い唇。



「…やっと此方見たのう、」

「…!」



彼は、

本を閉じた。






「…知りませんよ」

「任しときんしゃい」

2010/10/04(Mon) 20:09 

◆乾×海堂( ♀)※女体化 

「乾先輩」

「ん、何だ海堂さん」

「今度の練習試合の対戦校についてなのですが」

「む、そういや来週だったな」


頭二つ分ほど下にある彼女の頭。

ハーフアップに結われた背中の中程まである黒髪がサラリと揺れた。

思わず毛先を指先で弄ぶ。

ふわりと漂った甘い薫りが心臓を掴んだ。


「………」

「…乾先輩?」

「ああ、すまない
で、何だったかな?」


慌てて手を離すと、彼女は俯いてしまった。


(……髪、触られるの、嫌だっただろうか…)


「あ、ごめ「髪」

……え?」


顔を挙げた彼女の顔は赤く染まっていて、不機嫌そうに此方を見上げる姿に鼓動が更に速くなる。


「髪……伸ばしてるの、乾先輩の為ですから」

「なっ……あ、ちょ!」


そう低くぼそりと呟くと踵を返して小走りに去っていった。


通りかかったらしい手塚が呆然と突っ立っている長身に声をかける。

「乾?
…大丈夫か、顔が赤いぞ?」

「りっ……り、りり理屈じゃ、ななない………」

「は?どうした乾」


無言のアプローチ。


────

女体化苦手な方申し訳ありませんでした…!

2010/09/26(Sun) 03:18 

◆忍足×向日 

「なあ岳人」


「ん?何だよゆーし」


隣を見れば、いつになく堅い表情でこちらを見る彼がいる。

心なしか頬が赤い。


「………いや、呼んでみただけや」


ふい、と顔を反らして、


「……。」


ちょっと唇を尖らせて見せると、彼は少し困ったように笑った。


「せやかて、」


(恥ずかしいもんは恥ずかしいんや)


「何だよぉ、ゆーし」


ぐい、と右からの力に引き寄せられてバランスを崩す。

低い声で彼が紡いだ音。


「誕生日おめでとう、岳人」


「!」


右頬に触れた唇から、火が燃え移ったかのように瞬く間に顔が熱くなった。

2010/09/12(Sun) 23:00 

◆乾×手塚ww 

「手塚、…俺と付き合ってくれないか?」


「?
何処にだ?」


「いや…いいです……。」



───



「手塚っ、お、俺……
その、お前のことが」


「怪我のことか?
それなら大丈夫だ。心配には及ばない。
わざわざありがとう」


「……えっ?
ああ、いえいえ」



───



「乾、
この間のアレ、凄く良かったぞ」


『!!?』


乾にテニス部レギュラー全員の視線が突き刺さる。


「ぇえ……!?
ぁあ、いや、その……」


「俺は上だったが…、乾、下はどうだったんだ?」


『!!!!?』


「……っああああああああ!!!!!!orz」


「どっ、どうした乾?」






天然炸裂。

2010/08/21(Sat) 22:24 

◆柳×切原 

「……っ!!畜生っ!!!」


ガン、


「……」


練習試合が終わり、部室に道具を置いて解散となった筈であるが、未だに部室に誰か居るようだ。


鍵をかけようと部室に戻った自分が聞いた物音。


荒々しいそれの発生源はおそらく……、いや、確実に……。


かちゃ、

躊躇いなくドアが開く。


「…赤也、まだ帰ってなかったのか」


「…柳先輩」


薄暗い部室に立ち尽くす彼の姿。

薄闇でもはっきりと、彼の額を鮮やかな緋が伝うのが目に映った。


「!
赤也…!?」


「あぁ、別に……ぶつけただけっスよ」


そう言って手の甲で血を拭うと、そのまま近くの椅子に力なく腰かけた。


柳はゆっくりと彼の正面にしゃがみこみ、ハンカチで彼の額を拭う。


「赤也…、そう思い詰めるな。
自分を見限るんじゃない。大切なのはそれをバネにして、より成長することだ。」


「……っ、でも俺……
…取れて当然みたいな球…何度も溢して…!」


俯く彼の声が震えた。


「大丈夫。お前は努力しているよ。
今日は少し調子が悪かっただけだろう?」


「でも…、…っ……」


彼の瞳から溢れた涙が頬を伝い、熱く切なく地へ落つる。


柳は、その涙を指で拭うと両手で彼の顔を包んだ。


こつ、と彼の額に自らの額を重ねる。


「頑張ったな、赤也」


「っ…、…っく…」


頭を撫でてやると、躊躇いがちに胸元へしがみつく。


──全く、俺らしくない。


震える背中に腕を回して、
優しく、強く、抱き締めた。

2010/08/20(Fri) 06:51 

◆忍足総受け( 小ネタ) 

「お前、今日から俺の嫁な」


「はぁ……!?

ちょ、何言うとんのや岳人!?
お前のほうがよっぽど嫁らし「何か文句あんの」


「ありません」



──…‥



「おい侑士」


「何や宍戸?

珍しいな名前で呼ぶなんて。
なんや、鳳やなくて俺に「キモい」


「ヒドいorz」



──…‥



「おいひよ「消えてください」


「んなっ………!!!」



──…‥



「ジロー!おいジロー!
いい加減起きいや!」


「ん゛ーー………」


「ジ「そのエロイ低音止めて…ん゛ーーーー」


「すみません…」



──…‥



「鳳ー!」


「………」


「鳳?おい、長太郎ー」


「………」


「おおと「あっ!宍戸さんだ!!宍戸さーーん!!!」


「…………ぐすっ」



──…‥



「あ、跡部……!!!」


「あーん?何だ忍足」


「あ、跡部……?
え、どないしたん?

漢字表記一緒だけど"しのびあし"呼ばれるんは辛いで?
読めるやろ?自分」


「ごちゃごちゃうるせえぞ忍足」


「"おしたり"やて」


「しの「"おしたり"や言うとるやないかああああ!!!」



──…‥



「榊カント「逝ってよし」


「!!!?」






眼鏡の地位は低い。

2010/08/10(Tue) 16:36 

◆いぬいぬい(微裏注意) 

もふもふもふっ。


ベッドを背もたれにして雑誌を読む乾。

貞治はその髪が気になって仕方ない。

そのベッドの上に座る貞治は、一段下にある彼の髪を潰したり引っ張ったりと色々触ってみる。


「……どうした貞治。」

「………………。」

「いたいっ、…や、やめろっ……抜ける……!」

「なんか…お前、髪伸びるの早くないか?
ふわっふわだぞ」


“乾貞治”の良いところをかき集めたのが“乾”であるが、髪が伸びるのが早いというのは一体…。


「んー……」


雑誌を閉じて脇に置くと、くるりと貞治の方を向いて彼の首に絡み付く。


「なっ、うわあ」


どさ、


そのまま体重を掛けられて後ろに倒れ込む。


「……理由、」

「……は、…えっ?」

「…知りたい?」


ガリ、と耳に歯を立てられ舌を差し込まれる。


「ん、……っぁ」


少し掠れた甘ったるい声。

はた、口を手で覆ったがもう遅い。

俺の上に乗る俺は、舌で自らの唇を一舐めするとギラ、と瞳を冷たく光らせて耳元で言った。


「……イイ声」

「───…っ!!」


かあ、と耳に火がついたかのように熱くなる。


「ちょ、やめ…っぁ!
……っ、いぬっ!!」

「……犬?いやいや、狼だろー。」


ちゅっ、と濡れた音が耳元で鳴る。

Tシャツの裾からひやりとした乾の指先が忍び込む。


「そ、そうじゃなく…ぅが!
…っぁぁあぁああ!!」



エロい人は髪が伸びるのが早いらしい。

2010/07/25(Sun) 12:33 

◆仁王×柳生ww 

ある日の昼休み。



「おいやぎゅー」

「ああ、仁王君」

「お昼にするぜよー
…そんな、休み時間まで勉強せんでも…」

「?
普通ですよ?」

「………。」


柳生の前の席の椅子を借りて柳生と向き合う形で座る。


もぐもぐとサンドイッチを食べる柳生を見つめる。


「……………。」


(…この眼鏡…なんか…)


「どうしたんですか?」


「……おいやぎゅー、

目からビームとかd「でません」


「ですよね…」

2010/07/25(Sun) 09:21 

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