僕らの場合
□私は強い。
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「…あたしだってね、本当は…強い訳じゃないんだから。…誰かに…支えて欲しーのにぃー…。」
「…はいはい、そうでしたね。知ってますよ、律花さんは強がりなだけだって。だから泣かないの。」
「う〜…。」
「もうそんな酷い男のことは忘れましょう?…はい、今夜はこれが最後の1杯。」
「…何これ〜。あたしはジュースなんて飲みたくないのっ!」
「ファジーネーブルです。僕の…律花さんのイメージです。」
「…ふぇぇん、あたしはこんなにかわいくないも〜ん。」
「はいはい、もう泣かないの。ほら、明日学校で目腫らしてたら笑っちゃうぞ。」
「ふえぇぇ〜ん…。」