紅髪の天使T

□Ring.6
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夜は苦手だった

その静けさが不気味で

暗闇が何もかもを見えなくするから


だから明かりを灯して眠るのが常だった




つらいのか、寂しいのか、悲しいのか

わからない

ただ怖くて、不安で

どうしようもない孤独感に支配される






でもあなたがいると

安心するの

何も見えなくても、あたたかい体に包まれて、優しい鼓動を聞いていると


何もこわくないの……



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