貰い物
□RED HAIR-赤い髪-
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―ここは氷帝学園テニスコート。今日は部長が遅れてくると連絡を聞いたので先に練習をしている氷帝テニス部。そして今は休憩中…―――
向日：なぁ…侑士…俺…ちょっと…不思議に思うことがあるんだけど…。
深刻そうな顔で訪ねて来る向日
忍足：何や？跡部がいない間だけ聞いちゃるわ…。言うてみ？
鳳 ：え？なんですか？なんの話ですか？
２人の会話に興味を持ったのか皆が集まってくる。
向日：学校に一人…必ず赤毛が存在してると思わねぇ？
忍足：………………は？
思わず間の抜けた声を出してしまう。
宍戸：…なんだ。そんなアホらしい話かよ…
汗を拭きながら宍戸が言う
向日：アホらしくないっ!!重要なことだ！いいか？赤毛のキャラは皆、明るい。まさに各学校のトレードマーク！
忍足：いや。何でそないなるんや？
向日：例えば！
忍足：しかも無視かいな。
向日：青学の菊丸！俺と同じアクロバティックを使いやがる。
アクロバティック=目立つ奴
芥川：…むにゃ‥何…その公式‥…ぐ――。
日吉：…‥寝言‥…
ボソッとさり気なくツッコんだ日吉。
向日：さらに！
忍足：まだあるんかいな…
向日の話に飽き始めてきた忍足。
向日：立海大の「丸風船野郎」こと、丸井ブン太とか!!
鳳 ：“丸風船野郎”ですかっ!?
宍戸：絶対、今思い付いただろ。それ…
宍戸さん、ナイスツッコみ!!
向日：後は…四天宝寺中の野生人・金ちゃんこと、遠山金太郎とか!!
鳳 ：こ…今度は野生人…ですか？
日吉：…段々酷くなってますよ…。
宍戸：四天宝寺？四天宝寺中って…確か…忍足の従兄弟がいたよな‥？
忍足：知らん。あんなヤツ。あんの分からず屋め…(ボソボソ)
忍足さん、伊武になってますよ。
宍戸：(えぇっ!?何だ…喧嘩でもしたのか…？)
向日：ついでに不動峰の自称・リズムボーイの神尾アキラ！またの名を…ゲゲゲの鬼太郎!!(どーん)
忍足：ちょい待ちぃ!!確かにソレになるけど…失礼にも程があるやろ!!
日吉：…認めるんだ…
日吉、さり気なく小さく呟く