novel

□お前には
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(一体どうしたっていうの…!?)

アルバートと目を合わせた瞬間、胸が苦しくなった。ドキドキと鼓動が速まる。

「エクセラ、…」

アルバートが倒れ込んだ私を抱き起こし、顔を覗き込んできた。

「…あっ…、大丈夫よ…」

(ああ。アルバートの手が、顔が、声が…近すぎて、おかしくなりそうだわ…)

何もかも整ったアルバートに思わずうっとりとしてしまう。彼に、アルバートに触れたくて、触れてほしくて堪らない。段々と体が熱を帯びてくる。

「……アルバート、…私…」

私を抱き起こすアルバートの首の後ろに腕を回し、誘うような艶っぽい声を出して彼に訴える。すると彼はすぐに察してくれたようで、私を軽々と抱き上げると寝室へと向かった。
寝室に着き、ベッドに降ろされた。アルバートはジャケットを脱ぎ捨て、私に覆い被さってきた。彼は獣のようにギラついた双眸で私を舐めるように見て、口付けた。生温い舌が口唇を割って入り込んでくる。必死にそれに応え、彼の頬に両手を添えた。

「ンっ…はっ…ぁ、ん……」

あの薬のせいなのだろうか。アルバートに口付けられただけで、秘部が湿ってしまう。
長く深い口付けから解放され、呼吸を整える。その間に首筋を舐め上げられ、耳朶を甘噛みされる。たったそれだけのことなのに、体がビクリと反応を示す。

「ぁ……んっ…アルバートっ…」

気付けば、彼の手がやわやわと胸を愛撫していた。布越しに胸の中心の突起を弄ばれる。布越しに触れられるもどかしさに堪えきれず、より強い刺激を求めた。

「ん…ぁっ、…アルバート…ちゃんと、触って…っ」
「クククッ…素直だな。……いいだろう」

アルバートは私の服を脱がせると、露わになった胸を鷲掴み、胸の突起をグリグリと指で押しつぶしたり、摘んだりする。

「あっ…ぁあっ、んっ…はぁ、ああ!」

そんな簡単な愛撫だけで、私の腰は震えてしまう。不意に両方の胸を愛撫していた手の片方が、下肢へと伸ばされた。足の間へと滑り込んできた手に反応し、自然と足を広げその奥の秘部を曝け出してしまう。そんな従順な私の姿を見たアルバートは口角を上げ、私の望み通り秘部に触れてくる。下着の上から割れ目をなぞられれば、奥からとろとろと蜜が溢れてくる。
下着を脱がされ、生まれたままの姿にされる。アルバートのごつごつとした長く綺麗な指が一気に二本、秘部に挿入される。

「あぁっ!ぁっ…んっ…」

指に中を掻き乱され、自然と声が漏れてしまう。アルバートの指にヨガる私を、口角を上げて見つめる彼。その背中に両腕を回し、しがみつけば彼は喉の奥で笑った。そんな彼の喉仏に歯を立ててやる。

「とんだ野良猫だな」
「あ、んっ…貴方が飼って、っくれるんでしょ?…は」

刺激に堪えながらそう言葉にし、上下する喉仏を舐め上げれば、アルバートは笑みを深くした。

「ククッ…そうだな。では、飼い猫には躾をしなくてはな」

彼は服を脱ぎ捨て上半身を露わにし、ズボンの前を寛げ、猛った雄を取り出した。よく解されていない秘部に彼のそそり立つ中心が添えられる。そのあまりの大きさにぞくりとした。

「力を抜け…」

しがみつく私の耳元で、低く掠れた声で囁かれる。その声にも快感を感じ力が抜けていく。力が抜けるとゆっくりと腰を進めてくる。徐々に押し寄せてくる圧迫感に堪えようと、彼の背中に爪を立てた。
やがて、アルバートの中心が全て私の秘部へ収められた。はっ、と短く息を吐く。

「…くっ…動くぞ…」

アルバートがゆるゆると腰を動かせば、苦しすぎる圧迫感に体が震えた。

「…ぅ…あ、ん…っ…」

始めは苦しいだけだったが、段々と快感へと変わっていった。蜜が溢れ、彼の中心が出入りする度にグチュグチュと卑猥な音が私の耳を侵す。

「あっ!…んっ…あぁっ…あ…」

私の反応が変われば、彼の動きは激しさを増した。

「あぁ、はぁっ…、あっ、あっ…あ、アル、バートっ…」
「……く………はっ…」

与えられる快感に浸っているとアルバートは、一旦動きを止めた。





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