novel2

□夫婦パロ
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「ん……っは…」

唇が解放されたかと思えば、アルバートにキツく抱き締められた。

「……アルバート?」
「…………」
「ふふふ…なあに?もしかして、添い寝してほしいの?」
「………ああ…」
「!」

まさかと思って言ったことを肯定され、思わず目を見開いた。だが、すぐに笑みを浮かべ、アルバートの後頭部を撫でた。

「仕方ないわね…。ほら、横に寝てくれなきゃ添い寝してあげられないわ」

そう言えば、アルバートは素直に私の隣に寝転がった。そんなアルバートの方を体ごと向き、逞しい背に手を回す。

「…大丈夫?」
「……ああ」
「何か、欲しいものがあったら言ってね?」
「……エクセラ」
「え…?」
「エクセラが欲しい」
「……良くなったら、ね?」

私の言葉に、アルバートは何やら考えているようだ。そして、不意にアルバートの口角が上がった。

「思ったんだが…」
「?」
「早く治す為には、汗を流した方が良いらしいな」
「え…?」
「よし。そうするか」

アルバートは私に覆い被さると、服の中へ手を侵入させた。

「ちょっ…アルバート…何…っ」
「汗を流すといったら…お前を抱くことぐらいだろう?」
「…私の了解も無く?」

私のウエスト辺りを撫でていた手が、ピタリと止まった。

「…抱いていいか?」
「ダメ、って言ったら?」
「……寝る」
「そう。じゃあ、ダメ」
「…………」

私の言葉にアルバートは顔をしかめつつも、あっさりと私の上から退いた。そして、再び隣に寝転がると私に背を向けた。

(あら…拗ねちゃったわ)

「…アルバート」
「…………」
「……1回だけよ?」
「!」

耳元で囁けばアルバートは嬉々として私を抱き締めた。唇を合わせ、舌を絡め合わせる。じっくりと互いの口腔を味わい、唇を離せば、アルバートは私の首筋に鼻先を埋め、ねっとりと舌を這わせた。
舌先で鎖骨をなぞられ、ぞくりと肌が粟立った。服を胸の上まで捲り上げられれば、すぐに2つの乳房が外気に触れた。

「また、していないのか」
「だって…」
「……まぁ、いい」

アルバートは胸に顔を近付けた。それを、僅かに期待の含んだ目で見れば、アルバートは胸から顔を離した。

「……な、に?」

アルバートは胸に触れようともせずに、唯じっと眺めている。唯見られているだけで、じりじりと羞恥が私を襲う。

「アルバート…そんなに見ないで…」

そう声を掛けるが、アルバートは胸へ向けた視線を外そうとはしない。思わず胸を隠そうとするが、アルバートに両手を押さえつけられてしまった。

「アルバート…っ」

泣きそうな声で名を口にすれば、アルバートは胸の中心に口付けた。

「……ん…」

それだけの刺激で胸の中心は、ぷっくりと形を誇示した。それを、アルバートは指でグリグリと転がした。

「ん……ぁ…っ…」

僅かに声を漏らせば、アルバートは胸の中心を刺激しつつ、私の顔を眺めた。

「ククク…相変わらずいい顔をする」
「…あ……んっ!…アルバート…っ」
「…何だ?」
「はっ…そこ、ばっかり……あっ…」
「ああ…こっちを弄ってほしいのか?」

アルバートは片方の手を、私の下肢へと伸ばした。





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