novel3

□とっくに愛してた
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耳元で、熱に浮かされたような甘い声でそう囁かれる。俺の全神経がエクセラの体を、快楽を求め始めた。
そんな心境を知ってか知らずかエクセラは俺の頬を撫で、唇の端に口付けた。エクセラの細い体を抱き締めようとしたが、するりと俺の腕を逃れ、寝室へと俺を誘う。その誘いを断る訳も無く、寝室へ向かった。エクセラはベッドの横で立ち止まり己のベルトを外す。そして、くるりとこちらを振り向き、見せ付けるように服を肩から床へと滑り落とした。露にされた豊満な胸に、ゴクリと生唾を飲み込んだ。

「ふふ…ほら、触って…?」

エクセラの肩が揺れ、それと同時にふるふるといやらしく揺れる胸に手を伸ばし、そっと触れた。柔らかな感触に抑える事が出来ず、エクセラをベッドに押し倒し、細い首筋に吸い付く。片方の胸を荒々しく揉みしだき、立ち上がった頂を摘んだ。首筋を這っていた舌を徐々に下へと下げていき、もう片方の胸を舐め回す。頂を口に含んでは強く吸い上げ、歯を立てた。

「はぁ…ん……あぁ…アルバート…んぁ」

甘く響く声は、俺の興奮をより昂ぶらせた。先程まで胸を揉みしだいていた手を、エクセラの足の間へ伸ばす。だが、柔らかな太股に阻まれてしまい、ショーツにすら触れる事は出来なかった。その行動を咎めるように、エクセラに視線を送る。だが、エクセラは悪びれもせず笑って見せた。
両頬に手が添えられ、顔を引き寄せられる。ぐっと顔を近付け、至近距離で見つめた。

「そっちはまだ駄目よ…もっとじっくり味わって…」

エクセラは俺の服を脱がせようと首元のベルトを外し、チャックを下ろす。ゆっくりと行われるその動作がもどかしく、自ら服を脱ぎ捨て、上半身を露にした。
緩やかな弧を描く唇と己のそれを合わせ、何度も角度を変えて舌を絡ませ合う。混ざり合った唾液がピチャリと水音を立て、互いの聴覚さえも犯していく。濃厚な口付けを交わしながら、再び胸の頂を指先で弄んだ。

「…っ…ぁ……んんッ」

名残惜しげに唇を離し、とろけそうな目を見た。

「せっかちね…良いわ、こっちも触って…」

エクセラに右手を導かれ、ショーツに触れる。布越しに柔らかな花びらを擦れば、蜜がじわりと染みをつくった。ショーツを脱がせて両足を開かせ、自らの蜜に塗れた秘部に指を挿入する。すると、それを待ち望んでいたように柔襞がねっとりとまとわり付いた。
指を増やしながら蜜壺を掻き混ぜれば、エクセラは細い腰をいやらしくくねらせた。

「…っ…あっ、あぁ…!」

始めは声を抑えていたエクセラだったが、乱雑に暴れ回る指に堪えきれなくなり、大きく喘いだ。





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