企画 2
□Watch me
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今は夏休み。
綱吉は炎真を誘い遊ぶ事にしていた。しかしこの連続の猛暑に二人は出かける事を諦め綱吉の部屋で過ごす事にしたのだ。
「エンマ。此処に飲み物を置いておくからね」
お盆に載せていた麦茶を炎真の前のテーブルに置き、自分の分をその隣に置く。
「うん。ありがとうツナ君」
お礼を言うと早速、コップを手に取り麦茶を一口飲む。
「はぁ…生き返る」
綱吉もお盆を床に置くと炎真の隣に腰掛けテーブルに置いたコップを取り麦茶を口に入れる。
「うん。生き返るね」
二人は顔を見合わせるとどちらとも無く笑みが零れた。
暫くお互いに自由な時間を過ごす。綱吉は漫画を手に取り読み始める。炎真は部屋で寛いでいたナッツを抱き締めたり、撫でたりとしていた。