LucianBee's
□早起きは杏仁の得
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※キャラソンミニドラマ2その後の話
早起きは杏仁の得
「ふふふ」
「お、カトル。やけにご機嫌じゃねぇか…ん、朝から杏仁豆腐2つも食うのか？」
「あぁ、おはようヴァン。これね、ジェシーが"いらない"って言うから、僕がもらっておいてあげたんだ」
「へぇ。まぁ、朝から杏仁豆腐って顔じゃねぇわな」
「ふふふ。これも写真のおかげ」
「写真？」
「あぁ、知らなかった？僕、寝起きドッキリをリポートしてきたの」
「はぁ…」
「ジェシーの」
「な、なにぃ！！！」
「うん。可愛かったよ（犬猫の写真が）」
「可愛かったのか（ジェシーが）」
「まぁ、あまりにも恥ずかしかったみたいで、口止め料にほら。杏仁豆腐、もらったんだけど」
「は、恥ずかしいくらいの可愛さ…」
「楽しかったなぁ」
「…俺が行きたかった」
「リーダーが？朝弱いのに」
「寝起きとか…マジで見てみてぇ」
「別に普通だったよ。格好も上裸にジーパンだったし」
「じ、上裸！？」
「ROCKでしょ」
「そう、なのか？」
「大胸筋もすごかったなぁ」
「だ、大胸筋」
「触るとピクピクするの」
「触ったのか！？うらやましい！やっぱ、俺が行きたかったー！」
「…はぁ…」
「まずは寝顔だろ」
「……」
「上裸拝んで、私物チェックして」
「……」
「こっそり添い寝で驚かせるとか」
「……」
「や、やっぱ、最後は……目覚めのキ」
「−−教えてあげようか？」
「な、なんだよ。いきなり」
「ジェシーの部屋の暗証番号」
「マジで！？」
「うん。ヴァンの杏仁豆腐もちょうだい」
「おぉ、やる。やるぜ！だから、頼む！」
「ありがと。あのね（ひそひそ）」
「おう………なるほど、わかったぜ！ありがとな、カトル！」
「あ、サラダは自分で食べなよ」
「ついでに食ってくれ！」
「ヴァンが嫌いなだけでしょ……」
「そうとも言う！」
−−−−−
「あ、ジェシー。杏仁豆腐ごちそうさま」
「話しかけるな」
「今から朝食？遅かったね」
「…どこかの誰かのせいで、暗証番号変えるはめになってな」
「へぇ（そんなことしても僕には無駄なのに）………あ」
「なんだ、カトル」
「ううん。なんでも」
「は？」
「（……ヴァンに嘘教えたことになっちゃったなぁ）」
「fxxk！朝っぱらから胸糞悪ぃ」
「（−−まぁ、いっか）」
オチのない話。
まぁ、普通すぐに変えますよね。
でもきっと、カトルには破られるんだな。