逢魔ヶ刻動物園
□セーラー服とブレザー
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「俺は、絶対ブレザーが似合うと思う」
「いや、セーラー服じゃろ」
「バカだな。ブレザーのあの厳重装備みたいな感じがいいんだろうが。あれを脱がすのがいいんだよ」
「は?セーラー服の冬服でも薄着な感じがいいんじゃろうが。腹チラとかマジいいぞアレ。あ、夏服の透ける感じもいいな」
「言っとくけど今は結構セーラー服の下にシャツとか何か着てる奴が多いぞ。腹チラなんか見れやしねぇ」
「え、マジで?」
「マジ」
「うっわ、何考えてんだよ。腹チラしてこそのセーラー服じゃろうが」
「下から手入れてすぐ肌に触れられるってのはいいと思う」
「あ、それ同意」
「でもやっぱり俺は脱がしながら反応見たいタイプだから、やっぱ厳重なブレザーだな」
「ワシは絶対セーラー服じゃ。スカーフで腕縛るとかマジいい」
「あ、いいなそれ」
「…決まんないな」
「…確かに」
「仕方ない。とりあえず一着ずつ着てもらうとするか」
「そうだな」
「と言うわけで華、着ろコレ」
「着ませんよ!!なんなんですか!!」
「華なら絶対似合うと思うぞ」
「伊佐奈さんまで!てゆうか万が一着たとしてもその後どうするんですか?」
「写真撮ってー」
「脱がしてー」
「写真撮ってー」
「「ヤる!」」
「もういいです。聞いた私がバカでした」
「待つんじゃ。わかった、ヤるのは無しにしてやる。それならいいじゃろう?」
「嫌ですよ!!」
「ワガママだな華は」
「伊佐奈さんっ!!」
「…じゃあわかった。写真撮るのは無しにする」
「…肝心なのが残ってるじゃないですか」
「え?なにそれ」
「意味わからん」
「脱がすが残ってますよ!!ふざけないで下さい!」
「でもそれじゃワシらの特にならん」
「心のレンズに焼き付けて下さい」
「俺は形に残したいんだが」
「ダメです」
「…仕方ないな。じゃあ着ろ華。あ、もちろんセーラー服から」
「は?ブレザーだろ」
「…じゃんけんじゃ」
「…最初はグー、じゃんけんポン」
「……勝った」
「お前…そこはチョキ出せよ…」
「よし華!セーラー服じゃ」
「…はいはい…」
「………」
「………」
「……あの、向こう行ってて下さいよ」
「何でじゃ」
「当たり前じゃないですか!!男の人の前で生着替えなんて無理ですよ!!」
「あら?男の人なんてどこにいるのかしらねぇイサ子?」
「本当よねー。華ったら幻覚見てるのよシイ子」
「…キャラ壊れまくりじゃないですか」
「…ま、冗談はさておき」
「それにしては演技上手かったですね」
「いいからとにかく着ろ」
「だから向こう行ってて下さいって」
「…わかった。仕方ないから行ってやる」
「ありがとうございますっ(ちょ、何で私謝ってんの)」
「うわ、マジ可愛い」
「脱がす」
「は?ちょ、嫌あぁぁぁぁぁぁ!?」
「逃げたぞ。って足早っ!」
「いいから追えよバカ鯨」
「うるせぇバカ兎」
「黙れおっさん」
「…おっ…さん?」
「老け顔」
「……………てめぇ、面出やがれ」
「上等じゃ」
(あれ?あの2人追ってこない…どっちにしろ助かった…)
(あー…マジうぜぇ)
(お前がな)
(お前だよ)
―end―
なんじゃコレ/(^0^)\
キャラ崩壊どころの話じゃないww
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