まりあ†ほりっく

□男性恐怖症は相変わらず
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「おい、かなこ…」

「やっ、やだやだ触らないで!じんましん出ちゃう!!」

「………」



そう言って近づいて来た俺からものすごい勢いで離れる彼女。
思わず深いため息を吐く。
一応付き合っているのに、この態度は無いだろう。ましてや「触らないで」だ。正直言って傷つく。



「かなこ…お前が「男性恐怖症」なのはわかるが、さすがに付き合っている相手に触るなは無いと思わないか?」

「そ、そんなこと言ったってぇ…」



そう言ってしょぼんとなるかなこ。
少し可愛いと思ってしまったが、ここは引き下がれないと思い距離を縮めていく。



「やっ、来ないでってば!てゆうか何で女装してくれないのよ〜…女装すればまだ近寄るぐらいなら大丈夫なのに…」

「………」



お前が好きなのは女装した俺か!!てゆうか鞠也の方か!ふざけんな!!
高校生活が終わった時点で俺は紙堂静珠なんだよ!

と叫んでやりたかったが、ここはぐっと抑えてかなこに言った。



「そんなこと言ってもよ、いつまでもそんなんじゃ手だって繋げないしキスだって出来ないし情事だって出来ないだろうが…」

「じょっ…情事…!」



情事という言葉を聞いて想像したのか、かなこの顔はみるみるうちに真っ赤になっていった。
ああ、ヤバい面白い。
こうなると止まらなくなってくる。




「そうだ情事だ。もちろんどういうことか知ってるよなぁ?」

「し、知らない!」



真っ赤に染まった顔を両手でおおったかなこ。
知らないなんて嘘つきやがって。



「じゃあ情事を知らないかなこさんに俺が直々に教えてあげましょうか?」

「いっ…いい!」

「まぁまぁ、遠慮すんなって」

「遠慮なんかしてなっ…」


―ドサッ!
自室の床に押し倒した。
腕を掴んではいるが、素肌には触っていないのでまだじんましんは出ていない。下ではかなこが赤くなったり青くなったりしてるけど気にしない。
だってこれはお仕置きだからな。




「…さぁて、二度と俺に近寄るななんて言えないようにその体にたっぷりと教えこまないとなぁ?リハビリもかねて」

「やああああああ!!」




ああ、まったく楽しくてしょうがない。











(…まり…静珠のバカ)
(…今鞠也って言いそうになったろ)

―end―



あとがき


鞠かなを増やしてと要望があったので^ ^
何気に初鞠かなww

そう言えばアニメ二期が始まるそうですが…
鞠かな要素はあるんですかね!←

.

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