□愛の裸エプロン
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空が茜色に染まり始めた頃、シュラは執務を終えて自宮へと階段を下っていた。愛するてゐが自分の帰りを待っていると思うと脚どりが軽い。

丁度その頃てゐは…



『よし、準備OK!』



夕食を作りテ―ブルに並べ終えると、服を全部脱いでデスマスクから貰ったピンクのエプロンと猫耳を着けていた。その下にはTバックのみ履いている。

普段はこんな卑猥な物は身に付けないてゐだったが、シュラと最近まんねりな事を相談したらデスマスクが用意してくれたのだ。



『シュラ…喜んでくれるかなぁ?』



勇気を振り絞って着てみたものの、やはりこの格好に抵抗はある。



『引かれなきゃいいけど…。てゆうか馬鹿にされたりしたらどうしよう。その時はデスっ、覚悟しなさいよ!』



失敗した時、どうやってデスマスクへ復讐してやろうかと下らない事を考えていると…



「てゐ、ただいま。」



シュラが帰ってきた。てゐはパタパタとシュラに駆け寄り笑顔で出迎えた。



『お帰りなさい!』


「っ//てゐ…その格好…」




猫耳が似合っていてとても可愛い。それに丈の短いエプロンに身を包み恥ずかしそうに見上げてくる愛しい彼女。

シュラはつい顔がニヤけてしまう。

しかし下半身へ血が集中してしまうのを必死に抑えていて逆に怖い表情になっていた。そんなシュラにてゐは不安を感じる。



『似合わない?』

「そんな事ない!凄く似合っている。」

『ホント?』

「勿論だ。可愛いよてゐ。ヤバいくらいに…。(下半身が)」

『?』



シュラは言葉の最後の方を濁した為てゐはよくわからなかったが、似合っていると言われてとりあえず安心した。



『じゃ、いつものして。』

「あぁ、そうだったな。てゐがあまりに可愛いから忘れていた。」



シュラはてゐの顎をそっと掴み優しくキスした。そして腕をてゐの背中に回した。



「(この感触は…地肌…?)」



唇を離すと驚いた表情をしているシュラを見ててゐもシュラが気付いた事に気が付いた。



てゐは照れ笑いをして「食事出来てるから」と言いクルリと振り返った。



「な、てゐっ!」
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