□誘惑の蛇
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寒空の下、繁華街の賑やかさとは正反対にしんと鎮まりかえっている裏路地。しかし今夜はいつもとは違い数人の男の罵声が響き、か細い少女の泣き声に近い悲鳴が在った。



「大人しくしてろっ!このアマ!!」



男のうちの二人が少女の腕をそれぞれ押さえつけ、もう一人が細い脚を思い切り開かせた。衣服は既に乱暴に剥ぎとられて無惨に周囲に散らばっている



「ほらっ、丸見えだぜ?」

『嫌っ…辞めて!!』



羞恥とこれからされる事への恐怖、そして男達への嫌悪で涙を流しながら訴える少女。



『お願いっ…許して!もう辞めて…!』



「はぁ?何言ってんだよ、今からが楽しいんじゃねぇか。」



男達は下品に嘲笑う。



「それじゃあ気持ち良くさせてもらうぜ。」



男のモノの先端が少女の秘部にあてがわれ、そして―――

――――――ズッ!



『いっ…いやぁ―――――!!駄目っ…!!痛い!』

「すげ―絞まりだな。」

『やだっ…やだ――!早く抜いてっ!誰かっ助けて―――!!』
「うるせぇっ!」



男は容赦無く少女の頬を平手打ちする。



『――きゃっ!もぅっ…嫌ぁ……』



「おいおい酷ぇなお前等。ま、俺も人の事言えねぇがな。」



突然の男の声に、少女を暴行していた男達の身体が強ばる。



「何だてめぇら。邪魔する気か?」

「早くその少女から離れなさい。貴方達達の身の為ですよ。」



「何言ってんだコイツ。」



男の一人がデスマスクに殴り掛かろうとした。



「気を付けて下さい。相手は一般人です。」

「わかってるって!」



ドカッ!





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