短編集

□愛を伝えよう
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 ※BL



愛を伝えよう



俺とナルトとキバとチョージは良く皆で遊んでいた

いつからだろうか

キバとチョージと一緒では物足りないと感じたのは


俺はナルトの特別でありたいんだ


「シカマル-?なんだってばよ
急に呼び出すなんてよぉ」
「まぁ、座れよ
一緒に雲見ようぜ」

俺の特等席へナルトを案内する


俺が体を倒すとナルトも俺に習って横になった

「なぁ・・・」
「なんだってばよ?」
「いや、なんでもない」
「気になるってばよ!」
「お前さ、好きな奴とかいんのか?」
「す、好きな奴って
さっ、さっ、サクラちゃん・・・とか?」

まぁ結果は分かってたけどな


顔を赤くして答えるナルトに少しばかりいらつく



「そんなにサクラが好きなのかよ」
「シカマル・・・?」

突然立ち上がった俺に困惑するナルト


「俺はお前が好きだ、ナルト」
「えっ・・・?」


返事を聞くのが怖くてそのまま その場を後にした


「な、なんだったんだってばよ・・・
あんな・・・あんなのシカマルらしくないってばよ・・・」








「くそっ・・・だせぇ-」
悪態をついて
そのまま布団の上に寝転がった


考えても仕方ねぇよな
あ-、めんどくせぇ






「なぁ、シカマ・・・」
「イノ、今日空いてるか?」
「え、うん
空いてるけど・・・」
「じゃあ行こうぜ」

イノの手を引いて教室を出たシカマルの後ろ姿が焼き付いて離れなかった




「ねぇ、シカマル」
「なんだよ」
「ナルト呼んでたでしょ?良いの?」
「あぁ・・・。」



ナルトが俺を呼んでた事は分かってたが振り返る勇気がなかった




「今日はわざわざサンキュ」
「うん、じゃあね」




イノと別れて家に帰れば玄関にうずくまる見慣れた姿



「ナルト・・・」

「シカマル」




「久しぶりだな、どうしたんだよ」
「シカマル俺のことずっと避けてたくせに良く言えるってばよ!」


気付いてたのか
・・・まぁ、気付くか・・・。


「どうして俺の事避けるんだってばよ!?
俺の事好きじゃないのかよ!」


涙を流すナルトに困惑した。
これってつまり・・・



「俺もシカマルが好きだってばよ・・・」

「!!・・・ナルトっ!!」



嬉しさのあまりにナルトを抱きしめた


「しっ、シカマル!恥ずかしいから離せってばよ!」
「やだね。やっと、やっと叶ったんだ」


ナルトの肩に顔を埋めてからもう一度ナルトの目を真っ直ぐ見た。




「愛してる」




END

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