Tennis
□すれ違い
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君にとって俺は何…?
君にとって俺は必要…?
「えーちぜーんくんっ♪」
ドサッ
「…ちわっス」
「久し振りだね〜、越前君は今日部活休みなの?」
「そうだけど…千石さんもっすか?」
「そう!今日は休みなんだ〜♪」
「ふぅ〜ん…」
「……それだけ?」
「何がっすか」
「いや、何でもないよ〜♪」
いつも…
いつも求めているのは
俺だけなのかな…
たまには君も
俺を求めて…
「………グスッ」
「は…?え、ちょ、千石さんっ!?」
そんなことを考えていたら何故だか泣けてきた。
「……うっ、グスッ…」
「ちょ、どうしたんすか千石さん!?」
「だって…グスッ…俺さ、久し振りに越前君と会ってさ…グスッ
すごく嬉しくてさ…
でも、越前君はなんか
素っ気なくて…」
「そんなことないっすよ、俺も千石さんと会えて嬉しいっスよ」
「え…本当?」
「本当っス」