05/17の日記

22:31
灰から世界へ
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アタシはいつも青い空を見上げていた。
そして、今日もまたあの女性がくる


「またか…原稿が駄目になった」


この女性は悲しそうに紙を燃やす
焔は色んな世界を魅せてくれる
アタシはこの人の原稿が¢蜊Dきなの
だからこの人を…殺れな、い、んだ…続きが見たいからアタシは、持っちゃイケない感情を抱いてるんだ。
アタシ達の種族にはない、この感情を…


《ほら、もう君が転生の出番だよ》


「・・・ぇ、?」

『ゃ、やあ。アタシは死神、貴女の命を頂戴…って言いたいけど、貴女の原稿が°Cになったから早く続きを描いて?』

「私の原稿を気に入ってくれたの?」

『そうだよ』

「なんか嬉しい!キミはどうやって産まれたんだい?」

『アタシ達は、灰から産まれる。建物が焼けて出来た灰から死神やカラス、不死鳥も産まれるんだ。アタシは貴女の原稿が¥トかれてその灰から転生されこの世界に来れたんだ』

「私の原稿で、貴女が産まれた…どうしよう…アイディアが浮かんでくる!ちょっと、描くから!」


そう言って原稿≠ノ取りかかる貴女の名前は…【神永 晴】




『…やっと、逢えた。なのに…』




転生も時として、姿形を変え直ぐ傍まで運んでくれたけど、貴女は気付かないだろうな。


「見て、出来たよ新作」

『ぉお〜…神永さん凄いねー』

「……え、うそだ」

『ん?』

「もしかして、くーちゃん?」

『――…ッ?!』

「羽柴 空ちゃんだよね!!」

『ぁ、だめ名前は――ぁ、ああぁあ!!』

「くぅーちゃん!!」




転生した死神は、狩るターゲットに名前を当てられると、虹色の焔を体から吹き出し燃えていく…助かる方法は、あるのかないのかは…


『…んッ…ふぅあ……』

「くぅー……キミは…シズク。私の知ってる名前を言ったらまた消えちゃうかも、だから名前をあげるから…傍に居て、下さい」


醜い姿の死神に口付け
または名前をあげれば、その焔は収まり…この世界に居続ける。
でも、灰から転生され世界へ出てくると、意外にもこの世界は綺麗で…平和なんだと思えた。







…終わり…
羽柴 空と神永 晴は付き合ってたけど空(くぅーちゃん)は、病気で治療薬で一番強い薬を投薬していたら記憶喪失になり。相方の晴ちゃんがないてるのがわからなくて、治療も苦しくて消えた。
記憶が無くても会いたかった…。

それが今回のお話でした。

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