02/13の日記

22:49
ふわふわなユキ
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この気持ちが雪みたいに積もり始めた
触れば水になってしまうのに…

私は貴女の手を握り駅までむかう、ここでお別れ、明日また会えるのに貴女はなかなか手を離してくれなかった。



「…どうしたの?」

『寒くて…』

「滑って骨折らないでよ」

『大丈夫だし』

「電車行っちゃうから手離す」

『ねぇ、久しぶり…キスして?』

「…………」




駅のホーム内
同じ学校の生徒は沢山いた。
ジッと待ってる
本当にこの唇に触れていいのだろうか?
触れてしまうのがもったいない位に私を待ってる貴女の顔は、すごく可愛かった。



――…チュッ



離れた唇に雪がヒヤリとくっついた。
笑顔になった貴女は電車に乗り帰宅していった…私は反対車線

消えて行く。
雪が消したあの暖かな唇
…消えてく

望んでいた事なのに
どうしてこんなに痛いんだろう。








…おわり…
学生設定です。

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