07/11の日記

23:45
ニドメ
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帰り道にふ、と思い付くんだ
いつも通る道じゃない場所を通って、運命の人に出逢わないかな…って。
でも無理なの
わかってる
最近この辺が治安悪くなって来てるから、登下校は一人になったらイケない、集団行動しなさいって言われるけどさ…
私、障害があるからしたくても出来ないんだよね…身体が勝手に動くんだ。

だけど、試したい!
好奇心旺盛の私はビルとビルに囲まれた細い路地を曲がった、一直線に伸びる夕陽と黒い人影。
多分目が合ったのかな?
深い蒼色の瞳が私を見つめてる
…気がする



『…ぇ、』



初めて見た光景はあまりにも斬新で、自分を疑う事しか出来なかった。
無数に散らばる人形からは赤い…
紅い体液は人形じゃなかった事がわかっ――…ダメだよぉ〜



『…なっ、』

「勝手に来たら」



蒼い瞳の人は人形から何かを抜き取りながら私の方へと近付いてくる。
治安が悪い
一人で歩くな
夜も昼も危ない
知らない人に話しかけられたら…



『くぅーちゃ、ん…たすけ…て……』



冷たい蒼い瞳が真横に来た途端、意識が朦朧とし始め地面に倒れた。
ボヤける視界の中あの蒼い瞳の人は、私の後ろにいた“何か”を斬っていた。
地面なのに
晴れていたのに
何故か冷たくなっていく身体

――…ぁあ、死ぬのかな私?




「…ハァ…ん、ぃッ…た…」

『くぅーちゃん』

「なに?」

『…ぁ…いよ』

「大丈夫。ゆっくり寝てな」

『…ぅん』

「芽生は…何も知らなくていいから…」




その人は何処か懐かしい香りがした。





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実は短編小説で考えてるネタ
蒼い瞳の人:くぅーちゃん?
障害者:芽生(めお)ちゃん
異世界の話にするか、地球上の話にするのか悩み中で…話が進まないので此処に載せてみた(笑)

まぁ俺自身脳の障害があるかもしれないので、今度検査があるのですが…正直怖いからこそ出来たお話

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