鹿さんの森(中編)

□ゆの★クッキング
1ページ/11ページ

「ささ、座って!」


ユノをテーブルの前に座らせて、

テキパキと深皿と銀スプーンを並べるジェジュン。


食器棚から透明のグラスを取り出して布製コースターの上に置く。


そのままキッチンへ向かい、

冷蔵庫からは烏龍茶パックを持って

先ほどのグラスに八分目まで注いであげた。



片手にフキンを持ち、鍋蓋の取っ手部分を上げると


ユノとジェジュンの前に、
ほかほかと大きく湯気のたつ鍋


具材はとりどりで、そろえて綺麗に入っている。



"ジェジュンお手製サムゲタン"



豊かな香りが、鼻に入り食欲を誘う。



「さぁ!どうぞ召し上がれ。」



そう言ってジェジュンは、ユノの前に座って深皿にサムゲタンを取り分けてあげた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ