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□相互依存
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「そなたが光なら、我は陰ぞ」
元就がぽつりと呟いた。
突然何を言い出すのかと思い、返す言葉が思い付かず呆気にとられていると、元就は続けた。
「光は陰を生む。陰は光がなければ存在せぬ。光が消えたとき、陰も消滅するのだ」
「…つまり、俺もお前も、互いを必要としてるってことか?」
「そういうことになろう」
珍しく素直な言葉には驚いたが、嬉しくないわけがない。
「ははっ、どーも」
「…先に逝くでないぞ」
「アンタこそ」
元就がフッと、彼にしては珍しく柔らかい笑顔を浮かべたので、俺もつられて微笑んだ。
相互依存
(でも光は俺じゃなくてお前だよ)
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