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□エリカ
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エリカ




我の世界に色はなかった。
強いて言うなら真っ暗な黒だ。
その中心に我は一人で立っている。



大人は嘘吐きだと思った。

信用ならなかった。

だから、大人になったら一人になろうと思った。



一人は楽だった。

感情はいらない。
あればそれが枷となるだろう。
我にとって全ては駒だった。
上手く動けない者は切り捨てればいい。

信用などいらない。

自分の理解者は自分だけでいいと思った。
でなければこの戦国の世はやっていけない。




我の世界は以前よりももっと色濃くなった気がする。
それも西海の鬼に会ってからだ。



我とは対の存在…












孤独



(寂しいなどと思ってなるものか)

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