SS×短編

見ないで…
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「・・・ぎゅーじょーん!」













いつもは爽やかに目覚めてくれる彼が、


今日は何度呼び掛けても


めんどくさそうに枕に顔を押し付ける。





「ギュジョンご飯いらないの?」


「んーっ、まだ寝てたいよ。」


「・・・?」




声色は眠たさの色は無く、


むしろはっきりとしている。






不思議に思いつつも部屋を出てキッチンに向かった。













すぐに・・・


だるそうに足を引きずる音が聞こえた。








「ギュジョン?おはよう。」


「・・・お、おはようっ!」




乱暴に言い残し、


パタパタとスリッパを鳴らして


洗面所に駆け込む後ろ姿を見送った。





「変なの・・・。」










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