SS×短編

視線
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「・・・。」








さっきから僕の彼女は


僕の横顔ばかり見つめ続けてる。





「ねぇっ!」


「動かないでってばっ。」


「・・・一体、なんなの。」








また右側にだけ感じる視線。










「ねぇってば。」


「なんだい?」


「なんで横向いてなきゃダメなの?」


「だって・・・。」






視線の端に入った彼女の頬が


そう言い切った瞬間にぽっと色付いた。






「ヒョンジュンに見つめられると・・・目が大きいし、・・・恥ずかしい。」






完全に君を視界捕らえると


君は頬を真っ赤に染めて顔をそらした。















「っ!?」






腕を引いて君を胸に抱き寄せた。







「こうしたら見つめられないね?」













僕の頬に当たる君の頬が


また熱を持った。








これはこれで恥ずかしい


そんな抗議が聞こえたけど、


聞こえないふりをしてきゅっと抱き直した。

















*END*


⇒後記

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