Short Story
□Panties day
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「今日はおパンティーの日です!」
練習が始まる前、みんなはそれぞれ軽くアップしたりバッシュを履いたりする中、赤木を抜いたスタメンの元にマネージャーであるなまえがやって来て何を言うかと思えば、パンツの日だといういらない報告をされた
「だからなんだよ…」
「いや、みんなはどんなパンツが好みなのかなって…」
「どあほう…」
「はぁあん?流川、アンタなにカマトトぶってんの?むっつりスケベか?」
「それは男に使う言葉じゃねーだろ」
心底馬鹿にしたようにため息をつく流川に反論するなまえを三井がたしなめた
だが、宮城だけは顔を緩めこちらを向いた
「あやちゃんなら、俺なんでもいい!」
「うっわ、リョータまじキモッ!」
「聞いといてひでぇ!!」
「リョータは期待を裏切らないね。ちなみにこの前、彩子のスカートめくったらTバック履いてたよ」
「ぶっ…!?」
宮城を黙らせるため、嘘をついたが彼には刺激が強すぎたようで鼻血を思いきり噴出した。それを見た桜木と流川は心底、ドン引きしたが三井は腕を組みながら顔を上げる
「強いて言うなら、俺はフリルかな…なんかリボンとか付いてたら女っぽいじゃーねか」
「うっわ、三井先輩。案外、ぶりっ子系が好きなんだー!」
「どーゆー意味だよ」
「いやー、てっきり何かギャル系の柄パンが好みかと思った。コッテコッテのヒョウ柄とかさ」
「不良だったからな、ミッチーは」
「うるせーぞ、お前ら!!」
ププッと口元で手を押さえ、三井を小馬鹿にするように笑うなまえと桜木に怒鳴る
だがそんな彼に臆することもなく、今度は桜木と流川に視線を向けた
「んで?君たちはー?
あ、花道…晴子ちゃんなら何でもいいはナシ!」
「ぐぬ…!」
「ほれ、どんなパンツだ?」
「そ、そんな、女子のパンツなんて……!」
「やだ、なに純情ぶってんの?!
そんな赤い頭してるくせに!」
「やめてあげて、花道は中学時代に50人フラれた記録があるから責めないであげてなまえちゃん」
宮城のフォローに悔しさをにじませながら体育館座りをし、落ち込む桜木を見てなまえは吹き出し、三井は同情の眼差しを向けた
「そりゃあ、わからないよね
童貞じゃ、パンツなんか知らないよねー?可哀想に…お姉さんが教えてあげよーか?ん?」
「お前、桜木に追い打ちをかけるなよ…」
「はっ…て、事は流川も…童貞?!」
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