FF5,6【短編】

□ろまんしんぐ★エク様
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エクスデスは考えていた。
ディシディアのポーション缶は、シリーズの中で5が勢いよく余っていた…何故なのか。

そして考えに考えた結果、エクスデスはひとつの答えを導き出した。

主人公に華やかさがないからだ。
だからバッツの裏側の私も、相乗効果でダメな感じに見えてしまったのだ、と。


さて、原因は分かったがどうしたものか…
ラブでコメなイベントでも発生すれば、FF5も少しは華やかになるだろうが、
何せあのバッツとかいうハタチ、鈍さは人間の域を超えている。
よってそれはムリ、か…

エクスデスは、(兜で見えないが)顎に手をあて、うーんと眉間にしわを寄せる。
しばらく考えて、

「…ん、まてよ。」

急に何か閃き、エクスデスは兜の中で目を見開いた。

「私が華やかになればよいのだ!」



「…とゆうワケで…」

エクスデスは3人娘を城に呼び出して、こう言った。

「私と、何かイベントを発生させてみてはどうだろう。」

いきなりの問題発言に3人は、間の抜けた表情でお互いを見合わせた。
無言で様子の探りあいをするが、3人の反応が3人とも煮え切らない。
そんな3人を見て、エクスデスは痺れを切らしてまた声を発した。

「不満か。」
「いや、そーじゃなくて。」

エクスデスの不機嫌そうな一言に、慌ててファリスが否定する。

「ど、どんなイベントすりゃいいのかと思って…」

ファリスの意見に、レナとクルルも首を縦に振る。
エクスデスは、何だそんなことかと咳ばらいをひとつ。
そして言った。

「ラブでコメなやつをひとつ。」
「…」
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