儚き華 改正版

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「…おはよー…」


「「「「おはようございます!!松本副隊長!」」」」


松本さんは日番谷隊長のように眉間に皺を寄せている。


『おはようございます、松本さん。…二日酔いですか?』


「…そーなのよ〜…。なんか起きたら頭痛くて…」


『薬、いります?…ってか早く行ったほうがいいですよ…。隊長、怒ってま…「松本ぉぉおおおぉ!!!!!!」

『……もう遅いですね。』



「あはははは…。じゃあね!來雅!!」


『え?』


「松本!!!クソッ、どこいきやがった!?」


『隊長も毎回大変ですね…』


でも毎度毎度、よく逃げるよな。松本さんも。




───────…トントン


「六番隊六席の富永優里奈です。日番谷隊長は、いらっしゃいますかぁ?」


「おっ優里奈ちゃん、どうしたの?」

「今日もカワイイねっ!!」


富永六席が入ってきて、次々に声をかけていく隊員たち。
確かに富永さんは可愛いかもしれないが、こんな微弱な霊圧の人が六席で大丈夫なのか。



「そんなことないよぉ。書類持ってきたんだぁ」


「優里奈ちゃん、六席なんだから平隊員にでも任せちゃえばいいのに。」

「偉いね〜優里奈ちゃんは」

「日番谷隊長に渡しておこうか?」


「あ、でも〜これ隊長に判子もらっていかないといけないの…だから優里奈、自分で持ってくから大丈夫だよ!」



ついつい冷めた目で見てしまう俺。
だめだなぁ。別に富永六席が悪いわけじゃないのに。
ただ苦手ってだけで軽視しちゃいけないよな。



「…書類か、判子押すから来い。」


「はぁい。わかりました。」









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