儚き華 改正版

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どうやらこの人は日本語が通じないらしいな…



「じゃあ!失礼します」



富永優里奈が去ってから無言の沈黙が続いた。

それを破ったのは副隊長。



「隊長…。思い出しました。」


「…何をだ?」


「六番隊の始解もできない席官…。」


「…」


「今のやつです。富永優里奈。」



『富永八席が、ですか…』


「ってか來雅!あいつと知り合いだったの?」

『いえ!知りませんよ。』


「だって“來雅くん”って呼ばれてたじゃない。」


『あちらが一方的に知ってるだけですよ、多分。』


「そうなの!?てっきり知り合いだと思ったわ。」


『はい。富永八席には悪いですがああいうタイプの女性は嫌いなんですよ。』


「私もよ〜!!あんなののどこがいいのか!男はみんなあいつを好いてるじゃない?ってか來雅って意外とキッパリ言うのね。」










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